トヨタ自動車は11月9日、スバルと共同開発したBEV(Battery Elecric Vehicle)である「bz4x」のプロトタイプを日本で初公開しました。
bz4xはBEV専用のプラットフォーム「e-TNGA」をトヨタとスバルで共同開発しています。
一体どんな車なんでしょうか?
期待しちゃいますよね。ということで、早速ご紹介しましょう。
発売日もあわせてチェックしますよ。お楽しみに!
日本で初公開したバッテリEV「bz4x」!
トヨタとスバルの共同開発で、トヨタの電動化技術と、スバルの4WD制御技術、最新のeアクスル技術などが盛りこまれていると言うことです。
ラインナップは、AWD技術「X-MODE」を採用するツインモーター4WDと、フロントのみにモーターを搭載する2WD(FWD)モデルを用意しています。
ボディサイズは全長4690×全幅1860×全高1650mmで、ミディアムセグメントのSUVである新型「RAV4」よりやや全高が低い数値ですね。
そこにランドクルーザーと同様の2850mmと言う長大なホイールベースを実現しています。
これは2690mmのRAV4と比べても、160mm長くなっていますね。
コレを実現出来たのは、BEVのためセンター部分にバッテリを配置する構造をとったからということで、長大なホイールベースにより、広い室内空間を確保しています。
【主要諸元 日本仕様のまとめ】
実際の主要諸元を表にしましたのでご確認ください。
仕様 | 2WDモデル | 4WDモデル |
車両重量 | 1920kg~ | 2005kg~ |
車両総重量 | 2195kg~ | 2275kg~ |
最少回転半径 | 5.7M | 5.7M |
一充電走行距離 | 500km前後 | 460km前後 |
全長 | 4690mm | 4690mm |
全幅 | 1860mm | 1860mm |
全高 | 1650mm | 1650mm |
ホイールベース | 2850mm | 2850mm |
室内長 | 1940mm | 1940mm |
室内幅 | 1515mm | 1515mm |
室内高 | 1160mm | 1160mm |
乗車定員 | 5名 | 5名 |
モーター | 交流同期電動機 | 交流同期電動機 |
最大出力(フロント) | 150kw | 80kw |
最大出力〈リア) | ー | 80kw |
最大出力〈全体) | 150kw | 160kw |
動力用電池 | リチウムイオン | リチウムイオン |
総電圧 | 355v | 355v |
総電力 | 71.4kWh | 71.4kWh |
AC充電器最大出力 | 6.6kWh | 6.6kWh |
DC充電最大出力 | 最大150kW | 最大150kW |
サスペンションフロント | ストラット式コイルスプリング | ストラット式コイルスプリング |
サスペンションリア | ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング | ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング |
加速性能(0-100km/h) | 8.4秒 | 7.7秒 |
今回公開されたのは、プロトタイプ車で実際の製品とは異なりますので、その点は注意してください。
実際に見ると、bz4xは塊感があり、迫力のあるプロポーションで格好いいです。
SUVらしい迫力と、やや低い車高も相まって伸びやかさも感じます。
また2850mmという長大なホイールスペースなので、シートtoシートで1000mmという長さを確保出来ているので、1クラス上の空間が広がっていますね。
まさに広々としたコクピット空間と言っていいでしょう。
室内はシンプルに仕上げられていますが、運転席周りは新しいデザインのメータークラスターやメーターパネルなど、華やかになっています。
また異形ハンドルのステアバイワイヤを世界初採用ということで期待大ですね。
量産車として世界初の異形ハンドルによるステアバイワイヤ採用!
TOYOTA bz4xのコンセプトは「家族や友人達と一緒に過ごすとき、コミュニケーションをする時の絆の役割を担ってくれる車」
ショートオーバーハング、ロングホイールベース化により特徴的なスタイルの実現。
開放的なインテリアを実現し、コンソール周りのスイッチ類は機能ごとに集約しスッキリした印象を与えています。
ハンドル上方にメーターを配置し、視線の移動を少なく、安心安全な運転を実現していますよ。
そして世界初採用となる異形ハンドルによるステアバイワイヤを装備!
ハンドルとステアリングシステムを完全に切り離すことで、ハンドル操作によるタイヤ切れ角を自由に変化させることが出来るという事。
これによりハンドルの持ち替えが不要になり、安全でスムースなドライビングが実現出来るンですね。
このハンドルだけでも未来ですよね!
早く握ってみたいです!
発売日はいつ?価格は?
トヨタのbz4xは日本と中国での生産を予定していて、2022年年央までにグローバルでの販売を開始する計画になっています。
トヨタはこのモデルを第一弾として、EV専用ブランド「TOYOTA bZ」シリーズ7車種を展開、それらを含め2025年までにEV15車種を導入予定です。
早く完成形を見たいですよね。
あとは価格なども発表になってませんが、待ち遠しいです。
価格についても発表はされてませんが、500万円前半ぐらいでしょうか?
それぐらいじゃないと競合車と勝負出来ないとも言われています。
安ければ安いほど嬉しいですけどね。期待しましょう!
まとめ
バッテリEVは未来を切り開いていく車になります。
これまでの車と違う価値観を持って生まれていると言えるでしょう。
そこに新しいユーザーインターフェースなどが期待できますよね。
まだまだ詳細は出てきてませんが、いずれにせよ今後のトヨタのEVを象徴する車になるでしょう。
楽しみに発売を待ちましょうね。