日産自動車が2022年11月28日に、ミニバン「セレナ」の新型を発表しました。
6年ぶりのフルモデルチェンジで、ミニバンで人気のセレナなのでとても注目されましたよね。
先代モデルからどのように変わったのか?
他にもどんな特徴があるのか、先代モデルと比較してどこが変わったのかをご紹介しましょう。
新型セレナの特徴は?
それでは最初に新型セレナの特徴を確認しましょう。
5つのポイントにまとめましたので、ご紹介しますね。
1.未来的でダイナミックなデザイン
今回のフルモデルチェンジで、アリアやエクストレイル、ノートなどといった新しい日産車と同じようなフロントフェイスのでデザインが採用されました。
次世代の日産顔って感じで、一目見ただけで日産の車とわかるデザインですし、未来を感じさせるパワフルな顔つきになったと思います。
迫力もあり、高級感もある言いデザインですね。
進化した「e-POWER」
新型セレナに搭載されたe-POWERは、第2世代のものに変更されています。
ノートやキックス、エクストレイルにも搭載されている静粛性と走行性能に定評のあるシステムに、先代モデルに搭載されていた1200ccエンジンやエクストレイルに搭載されている1500ccターボエンジンとは違う、新開発されたe-POWER専用の1400ccエンジンを搭載しています。
WLTCモードで19.3km/Lという高い燃費性能も特徴ですね。
水平基調にデザインされたインパネ周り
新型車ならではの運転席にも注目ですよ。
先代もドラムまではメーター周りが盛り上がったデザインでしたが、新型セレナは水平貴重にデザインされたダッシュボードが目を惹きます。
搭載されているメーカーオプションのカーナビのサイズは、近年のトレンドである画面型で12.3インチワイドディスプレイを採用。
さらにエアコンの操作系をタッチパネルに変更し、シフトレバーを廃止しギアチェンジをする時は「P」「R」「N」「D」のボタンを押して操作する形式に変更されました。
これはとても珍しいですし、新たな形で新型セレナの特徴だと思います。
エアコンの左右独立設定が追加
先代セレナになかった装備が左右独立機能のエアコンです。
こちらが新型になって採用されました。
運転席に座る人と助手席に座る人の体調によって、エアコンの温度設定を変えられるのは非常に便利ですね。
暑い・寒いに応じた細やかな設定変更をすることで、ドライブがより快適になることでしょう。
最上級グレードのJUXIONには先進技術が盛りだくさん!
セレナのグレード体系は従来通り「X」と「ハイウェイスター」、特別使用の「AUTECH」になっています。
そして今回e-POWERのみですが、最上級グレードとして「LUXION(ルキシオン)」が登場しました。
LUXIONは最上位グレードに相応しい先進装備が多く採用されています。
手放し運転が可能となる「プロパイロット2.0」や自動駐車機能の「プロパイロット・パーキング」「プロパイロット リモートパーキング」などを装備。
インテリアも専用の内装部品なども採用し、上質感が高められています。
新型セレナのメリットとデメリットは?
次に新型セレナのメリットとデメリットをご紹介しましょう。
新型セレナのメリット①:5ナンバーモデルのラインナップ
新型セレナはフルモデルチェンジしても5ナンバーモデルを残しました。
ライバルのノアやヴォクシー、ステップワゴンは5ナンバーモデルがないので、優位性が高いと言えるでしょう。
5ナンバーも3ナンバーも排気量が同じならば税金は変わらないので気にしないと言う人も多いでしょうが、駐車場の制約がある場合は3センチのサイズ差でも大事ですからね。
5ナンバーモデルがあることが、大きなアドバンテージとも言えます。
新型セレナのメリット②:正続採用のデュアルバックドア
C27型から採用されたこのドアは、リアウィンドウ部分だけをオープンでき、ショッピングセンターなどの限られた駐車スペースでも、車を動かす事無く荷物の出し入れが可能になります。
新型セレナのメリット③:e-POWERにも8人乗りが設定された
先代モデルは7人乗りしかラインアップされておらず、8人乗りが欲しかったらガソリン車を買う必要がありました。
新型セレナからはその制約がなくなったのはメリットと言えるでしょう。
新型セレナのデメリットあれこれ
メリットもあればデメリットもあるということで、ここからはデメリットの紹介です。
まずは、タイヤの純正サイズが16インチに統一されたことですね。
先代モデルは15インチタイヤだったので、交換時にコストが抑えられたと言う事もあるでしょう。
他にも新型セレナは採用されているプラットフォームが先代から同じという事もデメリットと言えるかもしれません。
ライバル車は進化していますが、乗り降りなどにやや支障を感じる事があるかもしれませんね。
実はこのプラットフォームは17年以上も同じということなので、古くささを感じる事もあるかもしれません。
しかし、今までセレナに乗っているユーザーとしてはパーツを流用できる可能性もあるので、一概にデメリットとは言えないかもしれませんね。
まとめ
ライバル車に遅れ、満を持して登場した新型セレナ。
後発のメリットを十分に活かし、良い部分を伸ばして改善点は克服したと思われます。
先代セレナのオーナー、そしてミニバンを検討している全てのユーザーにもオススメの車ですね。