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三菱自動車

三菱新型「アウトランダー」PHEVの進化と特徴は?従来型と比較してみた!

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三菱自動車が新型「アウトランダー」のプラグインハイブリットモデル(PHEV)を2021年12月に発売しました。

9年ぶりの全面改良というだけでなっく、プラットフォームからの刷新は初代の発売以来16年ぶり!

その飛躍的に進化したアウトランダーをぜひご紹介しましょう。

従来型のデビューから9年の進化はあらゆる面で見られる!

三菱初のクロスオーバーSUVとして2001年に初代が発売されたアウトランダー。

ただし、日本で初代は「エアトレック」の名称で販売されていました。

従来型は2012年に発売された3代目(日本では2代目)ですが、2013年にPHEV(プラグインハイブリッド車)が設定され、日本市場ではこちらが主流になり、ガソリン車は2020年11月で発売を終了しています。

そんなアウトランダーですが、北米市場では2021年2月にオンラインで公開されていますが、こちらはガソリン車のみで、2021年11月1日にはオーストラリアでも新型アウトランダーが発売されましたが、こちらもガソリン車のみでした。

逆に日本は今のところPHEVのみの設定になりますので、いかに日本ではPHEVの人気が高いのかがわかりますよね。

それでは、PEHVは従来型と新型でどう進化しているのか?

たっぷりとご紹介しましょう。

新型エクステリアは大きくなったような錯覚も!

まず大事なエクステリアですが、新型はとても大きくなったように見えます。

しかし実際はそれほど大きくなっていません。

新型 従来型
全長 4710mm 4695mm
全幅 1860mm 1800mm
全高 1745mm 1710mm
ホイールベース 2705mm 2670mm

上の数値を見るとわかりますが、新型は従来型より15mm長く、60mm幅広く、35mm高く、ホイールベースも35mm延長はされています。

新型のスタイリングからかなり大きくなったように思いましたが、全幅こそ少し広がりましたが、全長はそれほど変わってないのがわかりますね。

従来型からの乗り換えを検討している人ならば、ボディサイズは気になるところでしょうが、駐車場に関しても問題はなさそうです。

存在感のあるフロントマスクはデリカD:5やekクロスなど、最新の三菱車と共通の堂々としたもので、好き嫌いは分かれるかもしれませんが、SUVらしい力強さもあり、かっこいいと思うのは私だけではないでしょう。

かなり好みの顔ですね。

インテリアの最大の変化は3列シートを選択できること!

インテリアも大きく変わり、水平基調で力強い造形のインストルメントパネル「ホリゾンタルアクシス」を進化させて採用していて、見晴らしの良い前方視界が提供されています。

また悪路走行時の車体姿勢の変化をつかみやすいという特徴もありますよ。

このあたりのデザインの進化は、従来型との時代を違いを感じさせますね。

やはり9年の期間は長かったということでしょう。

【新型・従来型アウトランダーPHEVの室内寸法】

新車 従来型
室内長 2140mm 1900mm
室内幅 1520mm 1495mm
室内高 1240mm 1170mm

先ほど紹介したボディサイズはそれほど変わりなかったですが、室内寸法はかなり広くなった印象ですね。

新型は3列7人乗りで従来型は2列5人乗りの違いはありますが、従来型より240mm長く、25mm幅広く、70mm高くなりました。

全幅の拡大で室内幅も広がったので、フロアコンソールは幅広で存在感も高級感も増していて、インテリアの質感はひとクラス上にアップしているように感じられますよ。

多くのパッドにステッチをあしらっているのも上質感につながっていますね。

また、インテリアで従来型との最大の違いは、従来型アウトランダーPHEVに設定されていなかった3列シート仕様を用意したことでしょう。

リアモーターをコントロールユニットと一体化してサードシートの接地に必要なフロアベースを確保したおかげですが、ミニバンを利用していたユーザーにはうれしい話ですよね。

パワートレーンもEV走行可能距離を大幅に伸ばした!

従来型と同様に前後輪をそれぞれ独立したモーターで駆動するツインモーター4WDですが、新型はシステムを進化させていて、エンジンは従来型と同じ2.4 Lの直4MIVEC DOHCですが、細かなリファインによって最高出力は133psにアップされています。(従来型は128ps)。

前後のモーターと駆動用バッテリーの出力を約40%高めて、市街地や公害をはじめ高速道路の合流や追い越しなど、アクセルペダルを強く踏み込むシーンでも極力エンジンを始動させずにEV走行の維持を可能にしています。

つまりエンジンのアシストなしで走行できる範囲が従来型より広くなっているようで静粛性も高められていますよ。

駆動用バッテリーの総電力量も20kWhと大容量化しているので、EV走行換算距離を83~87km(WLTCモード)として、エアコンなどを使用した場合でも十分な航続距離を確保しています。

従来型が65km(JC08モード)だったことを考えると大きな進化だといえるでしょう。

高速道路同一車線運転支援機能「MI-パイロット」など装備も充実!

先進運転支援システムとしては、進化した高速道路同一車線運転支援機能「MI-パイロット」を搭載しました。

カーナビゲーションとリンクしたレーダークルーズコントロールは、道路に応じて適切な車速に自動調整し、渋滞による停車後も約30秒以内なら自動発進しますよ。

予防安全では、標識認識や車線逸脱防止など、従来型には設定されていなかった装備も充実しています。

メーターパネルは12.3インチのフルカラー液晶ディスプレイになり、9インチのスマートフォン連携ナビゲーション、ウインドシールドタイプの10.8インチヘッドアップディスプレイも採用されるなど、安全&快適装備も充実ですね。

気になる車両価格はM(5人乗り)の462万1100円~P(7人乗り)の532万円700円になっています。

従来型は436万4800円~529万4300円で、5人乗りだけの設定だったので、そう考えると若干の価格アップですが、むしろお買い得といえるのではないでしょうか?

まとめ

これだけの従来型と新型の違いがあって、それほどの価格差がないのは驚きですね。

一新された内外装のデザイン、パフォーマンスの高められたパワートレーン、そして装備の充実ぶりなど、売れる要素満載ですよ。

気になる人は早めにお買い求めくださいね!

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