日産から発売されたセレナe-POWER。
好調に売れているようですが、他のライバルのミニバンとの違いはあるんでしょうか?
フルハイブリッドの実力は?
色々と検証してみましょう。
セレナとは?
セレナは日産自動車が製造、販売しているミニバンになります。
1991年6月にC22型バネットコーチのフルモデルチェンジ版で「バネットセレナ」として発売を開始しています。
スタイルは小ぶりなボンネットをもつセミキャブオーバーの外観でありますが、助手席下にエンジンを搭載するキャブオーバーを構造を採用。
トヨタ・エスティマと共に、ミニバンに走りの良さを与えた草分け的存在という事ですね。
1999年にはモデルチェンジを行い、ワゴン専用車として開発、床面の低さで大ヒットした競合車種のホンダ・ステップワゴンに対抗するため、従来のFRレイアウトからFFレイアウトに変更。
乗用タイプのミニバンとして初めて両側スライドドアを採用しています。
2005年にはフルモデルチェンジを行い3代目セレナが誕生しています。
2010年に4代目が登場し、2016年に5台目って感じですね。
ずっとミニバンとしては販売好調をキープしている車種だと思います。
日産としては売れてくれないと困る車種でしょうね・・
だからこそ力が入ってるんだと思います。
セレナe-POWERの売り上げが好調!
セレナe-POWERは2018年3月1日から発売されました。
【セレナ】TVCM「NISSAN PRIDE セレナe-POWER誕生」篇https://t.co/L8iU7eTUMJ このCMに出てるパツキンのおめめおっきい美少年の写真集が見たい…
— 一般的な消費者 (@numerimasu) 2018年3月7日
売れ筋ミニバンの「セレナ」のパワートレインに、同社独自の「e-POWER」を搭載したものですね。
基本的にはモーター走行を行うEVでありながら、発電用のガソリンエンジンを搭載することによって充電なしでも電力をカバー出来る仕組みと言うことです。
2016年12月に発売された「ノートe-POWER」で初めて実用化した技術をセレナに搭載したってことですよね。
EVならではの力強い走行性と充電なしで走れる利便性、そしてアクセルペダルのみで車速の制御が可能な「ワンペダルドライブ」が非常に好評と言うことです。
技術の日産というのを聴いたことがありますけど、まさしくその力を発揮したのがセレナe-POWERと言うことでしょうかね?
売り上げ好調と書きましたが、実際にはまだまだこれからって所でしょう。
今日はセレナe- powerを見る&試乗しに日産グローバル本社ギャラリーなうです! pic.twitter.com/oW5roQvkki
— クロ(♪) (@creamycafe0510) 2018年3月18日
それでも話題にはなってますし、トレンド入りもしてますからね・・・
それだけ興味がある人が多いって事です。
少し早く横浜に着いたので、日産グローバル本社ギャラリーで時間調整。セレナe-powerは売れるだろうなぁ。 #nissan #serena @NissanJP pic.twitter.com/crcATOed5O
— けっぱ (@keppa05) 2018年3月7日
ライバルミニバンとの違いは?
ミニバンって他メーカーとの争いも激しいですよね・・・
トヨタでいうと、ノア、ヴォクシーー、エスクァイヤ等がライバルになりますし、ホンダではステップワゴンですかね?
その中でもやはりセレナ独自のウリっていうのがあると思います。
セレナは5代目になりましたが、プラットフォームは3代目モデルから継続して使われています。
ライバル車種よりも車高があり重心が高くなっているんですよね・・
乗車した時に見晴らしが良いと言うメリットもありますが、スライドドアからの乗降にはステップが必要になるなど設計の古さが目立つという事です。
この辺は今後の課題でしょうね・・・燃費などは普通のセレナではライバル車種に叶いませんね・・
しかしセレナePOWERであれば勝ちってことです。
そしてセレナが売れてる最大の特徴が実用性の良さって事でしょうね。
シートアレンジも優れていますし、シートテーブル、小物や飲み物の収納関係やUSB電源ソケットも2列目、3列目に各2個配置など細かい配慮が出来ています。
使い勝手が良いって言うのが魅力なんですよね・・
あとボディ下に足を出ししれするだけで、手を使わず自動で開閉できるハンズフリーオートスライドドアはとても良いアイデアだと思います。
だからこそ売れているんでしょうけどね・・・
これで、プラットフォームを最新のものにすれば、完璧ですけどね。
6台目に期待しましょう!
フルハイブリッドの実力は?
ココでは一番セレナe-POWERに近いであろう「ホンダステップワゴンスパーダハイブリット」との違いについて書いていきましょう。
ステップワゴンスパーダハイブリッドはパラレル方式と呼ばれ、エンジンとモータの両方を車両の駆動に使用する方式です。
トヨタを始め、一般的にハイブリッド車と呼ばれる車種にはこの方式が用いられています。
それに対してセレナe-POWERはシリーズ方式と呼ばれ、エンジンを発電のみに使用し、モーターを車軸の駆動と回生のみに使用。
そのため走行ではEVと代わらず、充電を必要としない新しいEVだということですね・・・
通常の発進や走行時にには、エンジンが停止したまま電力だけで静かに発進し、バッテリーの残量や車速に応じてエンジンを始動、エンジン音が気にならない回転数に制御しながら充電を行うと言う仕組みです。
また急加速や登り坂のときはバッテリーからの電力に加え、エンジンで発電した電力も直接駆動モーターによって、加速します。
さらに、減速時にはエンジンを停止し、回生発電した電力を高電圧バッテリーに充電することで、EVのように外部電力からの充電は不要になり、ガソリンエンジン車やハイブリッド車と同様、ガソリンの給油のみで走行することが可能という事ですね・・
また新感覚の走行モード「e-POWER Drive」により、アクセルペダルの文戻しだけで、加速から減速までを楽に行えます。
コレは結構魅力的ですよね・・・
それこそ冬道とかで効果を発揮出来ると思うんですよね・・
道路がアイスバーン等の時に、ブレーキを踏むとタイヤが滑りますが、ワンペダルであればブレーキを踏む必要がないですよね・・・
対するステップワゴンスパーダハイブリッドはモーターの間に設置されたクラッチを高速巡航時のみに繋いでモーターで駆動をアシストすると言うシステムです。
モーターがエンジンのサポートをするハイブリッドとは逆のスタイルになってますね・・・
高速巡航時に威力を発揮すると言うことです。
高速を走るならステップワゴンスパーダハイブリッドが優位とは言えるでしょうね・・
ただし、ワンペダルドライブは未知への世界ということもあり、感動的ですらあります。
ペダルの踏み替えがないため、空走区間が最小限になり、ギクシャク感もない
そしてなめらかな走りになります。
セレナe-powerのアクセルペダルのみで加減速できるe power Driveをパイロンソラロームで体験。
アクセルとブレーキをたくさん踏み換える状況はスムーズそのもの。
足元バタバタせずにスマート#日産ブロガー試乗会 pic.twitter.com/KPtUfNNXVA— ゆたぽん(さわだゆたか) (@goyutaka) 2018年3月16日
また100%電気で走るということは、それだけ車内が静かということです。
セレナe-POWERにはドライバーの意思で発電機を動かしてバッテリーを充電する「チャージモード」が新設されました。
幹線道路などを走行中にチャージモードを選択してバッテリーを充電、住宅街ではマナーモードを選んで静かなEV走行を行うと言った走り方を自分で選べるというのはまさしくフルハイブリッドならではでしょう。
是非1度体感しないとわかりませんよね。
新型セレナe-POWERを走りながらご紹介! https://t.co/E40itpQngN @YouTubeさんから
— wata@🇫🇷ケーキ旨い (@wata38t) 2018年3月7日
試乗するのが一番だと思います。
今後、フルハイブリッドが広がっていくのかな?
そんな時代を感じさせる車が「セレナe-POWER」だと思います。
こちらも時代を感じさせますよね↓
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