三菱が新型アウトランダーを2021年2月17日に世界発公開しました。
三菱の旗艦SUVであるアウトランダーは、9年ぶりの全面刷新でどのように生まれか変わったのか?
また日本での発売はいつになるのか?
気になる所を、徹底的にご紹介しましょう。
全てが生まれ変わった新型アウトランダー!
三菱のSUV「アウトランダー」がフルモデルチェンジし、北米で世界初公開されましたが、今回のモデルで3代目ですね。
新型アウトランダーの力強くなったスタイリングは、従来型とは大きくイメージを変えています。
インテリアも質感を大幅に向上。
ファミリーユースから支持を集める便利な3列シート7人乗りのレイアウトは、従来型を踏襲しています。
しかしプラットフォームも一新されており、独自の電子制御4WDシステムS-AWCや先進運転支援技術なども、それぞれ大きく性能向上をはたいていますよ。
デザインからメカニズムに至るまで、全てが新しくなった三菱アウトランダーについて解説していきましょう。
商品コンセプトは「威風堂々」!内外装デザインは?
ダイナミックシールドデザインは新世代に移行
まず目を惹くのは、イメージを一新したスタイリングですね。
商品コンセプトは「威風堂々(いふうどうどう)」で、まさにコンセプトを具体化した印象になります。
近年の三菱車で共通のデザイン思想によるフロントデザイン「ダイナミックシールド」は新世代へ移行し、随分と押し出しの強い顔つきに変わりました。
全体にスクエアで大きく見えるフォルムに加え、20インチの大型ホイールやワイドジェンダーの効果もあり、見るからに力強そうですね。
リア周りでは、テールゲートの形状を、三菱4WDモデルの象徴である往年の名車「パジェロ」をモチーフにした六角形にしたりなど、憎い演出も光ります。
シンプルながら上質なインテリア
水平基調のインパネデザインは、シンプルでクリーンな印象。
メーターには、三菱車としては発の12.3インチのフルカラー液晶を用いた「フルデジタルドライバーディスプレイ」を採用。
10.8インチのフルカラーヘッドアップディスプレイと組み合わせ、多彩な機能を見やすく表示してくれます。
インパネやドアトリムなどに広くソフトパッドが貼られた他、キルティング柄のスケッチがアクセントとなる素材など、従来型に比べて質感も大幅に向上しているのは嬉しいですね。
新型アウトランダーでは、シート自体の構造も見直され、2層ウレタン構造により掛け心地の良さに加え、疲れにくい形状になっています。
また従来のアウトランダー同様に2名乗車出来る格納式のサードシートも用意しています。
ファミリーユーザーの需要に応えているのも良いですね。
スマホの収納スペースや充電用USBポートも各席に配されるほか、フロント部にはワイヤレス充電機能も備えています。
PHEVモデルの発表はお預け!
新型アウトランダーは、プラットフォームを新開発。
衝突安全性や操縦安定性を大幅に向上させ、搭載されるのは、直列4気筒2.5リッターガソリンエンジン。
8速スポーツモードCVTと組み合わせられる。
従来型に対し最高出力で約8.9%、燃費では約2.6%(WLTCモード燃料比)向上した。
尚今回は、従来型アウトランダーにあるプラグインハイブリッド(PHEV)モデルの発表は行われませんでした。
4WDモデルには、三菱が熟成を重ねる車両運動統合制御システム「S-AWC」を搭載。
4輪それぞれの駆動制御を最適化し、意のままの操縦性を実現させています。
また、今回は2WDモデルにも、S-AWCに含まれるブレーキの分散制御機能「ブレーキANC」を採用し、様々な路面での走行安全性向上を図った点が新しいですね。
レーダークルーズコントロールシステム(ACC)とレーンキープアシスト(LKA)を統合した高速道路同一斜線運転支援技術(MI-PILOT」を搭載するなど、先進運転支援機能も充実しています。
さらにコネクティッドサービス「三菱コネクト」も搭載し、SOSボタンなど緊急時の対応も可能としていますね。
着実な進化を遂げているのが分かります。
日本仕様の導入時期はいつ?アウトランダーPHEVは遅れて導入か?
北米の三菱自動車工業WEBサイトによると、新型アウトランダーの価格は2万5995米ドル(約273万円)からになっています。
米国仕様では「ES」「SE」「SEL」の3グレードに加え、初期導入を記念したローンチエディション「SE Launch Edition」「SEL Launch Edition」の設定がありますね。
ローンチエディションにはAmazon EchoAutoが無料提供されるほか、Amazonプライムなどのサブスクサービスが期間限定で無料となる特典が用意されているようです。
日本でもそんなサービスを期待したいですね。
日本仕様はいつ発表されるのか?
2021年2月17日の新型アウトランダーの発表は米国の三菱法人主導によるものだったため、米国を中心とした内容に終始しています。
日本への導入などは明らかにされていませんが、北米向けの新型アウトランダーは2021年2月8日から三菱・岡崎製作所で生産を開始しているのも事実です。
日本で製造しているのに、後の発売ってちょっとガッカリしますが、いずれにせよ2021年初夏には、日本でも正式発表されると思われます。
その時まで、期待を胸に膨らませていましょう。
注目のアウトランダーPHEVは2022年に遅れて登場?
アウトランダーと言えば「PHEV」というイメージもありますが、こちらは2022年頃に発売されると表明されています。
三菱にとってPHEVは、次期環境対応の中でも重要な技術の一つに位置づけられていて、アウトランダーPHEVは改めて発表という形になりそうです。
新型アウトランダーPHEVには、従来型になかった7人乗り仕様の登場も噂されていて、新型の発表についても大いに注目したいですね。
まとめ
いかがでしょうか?
注目の新型アウトランダーですが、日本発売は2022年の夏以降になりそうですね。
迫力を増したフロントフェイス、重厚なスクエアデザインと流行のデザインを取り入れていて、とても魅力的なSUVに仕上がっていると思います。
アウトランダーPHEVともども、発売が待ち遠しいですね。
日本発売までに、お金を貯めて待っていましょう!